バーの基本マナーその①つづき~

会社の同僚や上司と飲むとき ~

会社の同僚や上司と飲むことは、意外と多いのではないでしょうか。会社の同僚や上司との飲みニュケーションは職場での人間関係の良い潤滑剤にもなりますし、先輩や上司から良いお話を聞くことが出来るいい機会です。

ただし、いくら会社の同僚や身内だからといって周りに気も使わず、マナーをないがしろにするのはどうでしょうか。 私は会社絡みで酒を飲むとき、常に心がけている事があります。それは「会社絡みの酒の席に無礼講はない」 ということです。「今日は無礼講だから」と言う言葉を真に受け、横柄な態度で先輩や上司に接している光景をよく目にします。見てて本当に気の毒に思います。 

どんなシチュエーションであっても会社の人と飲むのは 半ば仕事と捉えるべきと思います。そのようなスタンスでいるのが間違えもなく、失敗もしません。上司を立てて周りにも気配りをし、人の悪口や仕事の愚痴は言わないように出来る限り丁寧な言葉で話しましょう。そして仕事の話においては前向きな話題に心がけましょう。上司や部下は貴方の態度や行動を見ていないようで見ているものなのです。

つづく

バーの基本マナーその①~飲む相手と自分の立場をわきまえよ。~

バーで飲むことに限らず、レストランなんかでの食事でも ここは必ず抑えておくべきところではないでしょうか。

自分一人で飲みに行く事も もちろんありますが、お連れが居る場合、相手によって、どの位置に自分の立場を据えれば良いのか?

ここを意識できるのかどうかが とても大切なポイントです。とても大切なポイントあるにもかかわらず、出来ていない方が殆どです。

ではここで、いくつかのシチュエーション別にそのポイントを挙げておきたいと思います。

 

取引先や何らかの接待で飲むとき~

一番気をつけなければいけないのは、接待を受ける場合も、接待する場合も飲み過ぎないこと。 

酔っ払ってしまって、翌日目が覚めたら何を話したか思い出せないって事にならないようにしたいものです。

接待する場合は行きなれているお店を選ぶのも良いのですが、自分のプライベートのテリトリーにまで仕事を持ち込みたくないようなときは、新しく別のお店を探したほうが良いでしょう。

それから、飲む相手のピッチにも気を配りたいものです。 無理にすすめたり、泥酔させてしまったら、あなたの責任になってしまうのです。常に楽しく飲める様、話題づくりに率先して、和やかな雰囲気を醸し出せる様、努めたいものです。

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日本のバーの歴史2

しかし、当初は お酒の種類も少なく、そのほとんどが外国産の物に頼わざるを得ませんでした。その後、サントリー社がトリスという名のウイスキーを販売したところ、大変人気になり、トリス・バーの時代の幕開けとなりました。ご年配の方なら一度はこのトリスという言葉、聞いたことがあるのではないでしょうか。

その後、国産の洋酒も次々と発売され、カクテルブームへの拍車がかかり始めます。1970年にかけては、スナック、カラオケが全盛時代となります。ウイスキーのボトルキープが出始めたのもこの頃で、1980年初頭には、洋酒メーカーのキャンペーンもあって、低アルコールでフルーティーなトロピカルカクテルがブームとなります。

その後、甘口カクテルからドライなカクテルへと人気が移り、カフェバーが一世を風靡します。日本のバーはその後、このカフェバーなるものがさまざまな展開を見せ、1990年代には 本格的なオーセンティックバーや、少しカジュアルなスタイルのショットバーへと変遷を遂げ、現在に至っています。

 さて、 次回からはいよいよ バーのマナー編です。お楽しみに!

 

日本のバーの歴史

さてさて。

今回は日本でのバーの歴史について 少し触れてみたいと思います。

もともと日本のバーって言うのは外国との交通手段が 船舶中心であった時代に、港に立ち寄った外国の人たちを対象としたお店だったようです。

日本人を対象にした初めてのバーは明治43年に東京の日吉町(今の銀座8丁目あたり)に生まれた「カフェプランタン」というお店が最初だったと言われています。その後、バーは続出し、活況を呈するようになりますが、1923年の関東大震災で、バー業界は壊滅的なダメージを受けてしまいます。

しかし、 職を失ったバーテンダーたちは関西などへ移り、店を出すことになります。それが実は大阪でのバーの発展に一役買うこととなりました。

東京では震災後の復興期に再びバーが増え始めるのですが、第二次世界大戦が勃発し、再び東京のバーの灯火は消えることになります。

戦後のバーの元年は1949年であります。といいますのも、この年に全国で酒類販売が自由化され、バーがいたるところで生まれていくことになったのです。                                   

     つづく                                                                  

そもそもバーとは?

 バーのマナーやたしなみ方についてお話しする前に、少しだけこの「Bar」 にかかわる歴史や由来についてお話しておきたいと思います。

 人にお酒を商品として 提供する形態のもの「酒場」 がいつ頃からあったのかというと、紀元前18世紀、古代バビロニア王国で、粘土板に刻まれた、「ハンムラビ法典」に酒場に関する文献が残っていることから、この頃にはすでに酒場らしきものが存在していたことが分かります。

そこにはこんなことが刻まれていたそうです。「もし、ビール酒場の女がビールの代金を穀物で受け取らず、銀で受け取るか、あるいは穀物の分量に比べてビールの分量を減らした場合には、その女は罰せられて、水の中に投げ込まれる」なんとも怖い話ですね。また、古代エジプトでは紀元前14世紀頃のパピルス文書に 「ビールを飲ませる酒場で酔っ払ってはいけない」 などという文言が残っているそうです(酒場の文化史より)                                    

もうすでにこんな時代からバーらしき酒場なるものがあったんですね。で、この「Bar」という名前が使われだしたのがいつ頃からかというと、今からおよそ200年前のアメリカらしいです。当時のいわゆる酒場ではビールやウイスキーを樽から計り売りをしておりました。

お客たちの中には酔っ払うと自ら樽に近づいていって勝手に飲む者が出てきました。これに困った酒場のオーナー達は,簡単に近づけないようにするため、酒樽と客席の間に横木〔バー〕を設置し、簡単に近づけないようにしました(そう、あの陸上競技に使うハードルバーと同じ意味です)。やがてそのバー〔横木)は 横板に形を変え、そこで対面販売するようになり、そういったスタイルの店をバーと呼ぶようになりました。