ちょっと気になるワインのお話3

オーガニック(有機栽培)ワインって?

 これも最近よく耳にするワインですね。普通、オーガニックと言えば有機農業によって生産された野菜などの事を指します。化学肥料や農薬の使用を極力控え、安全で美味しいものづくりを目指す農業です。このような農法で栽培された葡萄を使って醸造されたワインがオーガニックワインまたはビオワインなどと呼ばれています。

ここまで聞くと、オーガニックワイン=無農薬ワインと思われがちですが、実はそうではないのです。つまり、オーガニック(有機農法)で育ったブドウで作られたワインはありますが、オーガニックワインなどと言うのは存在しないと言う事です。オーガニックとはあくまでブドウそのものに使われる用語です。

これらのブドウでワインを醸造する時、酸化防止剤の添加や人工酵母を使用する事もありますし、このような処理を施すことによって雑菌の繁殖を防いだり酸化防止になるわけです。つまり、オーガニックワインとうたってあっても必ずしも無農薬ではないのです

このような人為的、化学的な処理が決して有害ではありませんし、また有機農法だからといって必ず美味しいワインが出来るとも限りません。すべては造り手がどういうワインを造りたいのかにかかっているのです。

ワインは体に良いからと言って飲むものではないと思います。体に良いからと飲むのであれば漢方薬の方がよほど体に良いはずです。

ワインは愉しむものであると思います。お店に行けば美味しいワインたちが沢山あります。どうか皆さんの自分好みのワイン探しに参考にして頂ければと思います。

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