さてさて。
今回は日本でのバーの歴史について 少し触れてみたいと思います。
もともと日本のバーって言うのは外国との交通手段が 船舶中心であった時代に、港に立ち寄った外国の人たちを対象としたお店だったようです。
日本人を対象にした初めてのバーは明治43年に東京の日吉町(今の銀座8丁目あたり)に生まれた「カフェプランタン」というお店が最初だったと言われています。その後、バーは続出し、活況を呈するようになりますが、1923年の関東大震災で、バー業界は壊滅的なダメージを受けてしまいます。
しかし、 職を失ったバーテンダーたちは関西などへ移り、店を出すことになります。それが実は大阪でのバーの発展に一役買うこととなりました。
東京では震災後の復興期に再びバーが増え始めるのですが、第二次世界大戦が勃発し、再び東京のバーの灯火は消えることになります。
戦後のバーの元年は1949年であります。といいますのも、この年に全国で酒類販売が自由化され、バーがいたるところで生まれていくことになったのです。
つづく