さて、貴女はテーブルマナーなるものを体験したことがありますか。
もしかしたら、高校時代に、または新入社員研修で、少々ご年配の方でしたら婦人会なんかで一度は経験があるのではないでしょうか。
で、どうでしたか?
そのときの感想は。私も以前、勤めさせていただいたホテルで、幾度かテーブルマナーの講師をさせていただいたことがあります。そのときのお客様の感想は?というと、
「自分の為になった」とか「とても勉強になった」というよりも、
「肩が凝った」「食べた気がしなかった」という意見が多かったことを覚えています。
お金を払って食事をするのですから、もっともな気持ちかもしれません。しかし皆さん、よく考えてみてください。テーブルマナーなるもの、ある意味一つの技術なのです。社会人として必要な一つの授業であり、勉強です。ですから、これは学ばなければ身につきません。と言う事は勉強すれば習得することが出来るのです。
以前にもお話しましたが、テーブルマナーは一度身に付けてしまえばもう安心です。食事のマナーはこのテーブルマナーなるものが基本中の基本です。しかし皆さん、勘違いしないでください。食事マナーが食事の目的ではありません。食事マナーは楽しく食事をする為の一手段にすぎません。目的は楽しい食事をする事です。
そしてこれは自分のためにあるのではなく、相手の為にあるのです。誰かが言ってくれそうで言ってくれない大切なこと、このコーナーでそっと教えちゃいます。