夏はやっぱりビールです!が?

皆さんこんにちは。

今、飛騨の方は梅雨本番と言う感じで毎日雨が降ったり止んだりで蒸し暑い日が続いております。”SUMMER IS  ALMOST  JUST ALOUND THE CORNER”そう、夏はもうすぐそこまで来てるって感じです。

で、夏と言えばやっぱりビール。ビールと言えばビアガーデン。キンキンに冷えたグラスでこんもり泡立ったビールをいっきに胃の奥深くへ流し込み、枝豆、から揚げ、ソーセージ、焼肉がその後を追う。はたまたその後をビールが追いかける。まぁ~なんとも食欲そそる生唾シーンではありませんか。

まあ そんなこんなでビールの美味しい夏ではありますが、調子こきすぎて、呑み食い過ぎがたたり、夏になって体を壊したり、痩せるはずの夏に逆に太ってしまう人も多いようです。

今回はそんなことにならないようにスマートに愉しむビールって事でお話して行きたいと思います

ソムリエ日記

まず、ビールと言う飲み物についてどんな飲み物なのか少しお話したいと思います。殆んどの方がそうでないかと思うんですが、「夕べビール呑みすぎちゃってさぁ」なんて言うような会話をしたとします。ここで言うビールっていわゆるビールのことを言っているのではなくて殆んどの場合、私もそうなんですけど、この中には発泡酒、第3のビールも含めてビールと呼んでる事の方が多いと思います。

なので、まずはそのあたりの所を少し整理して頭に入れておきたいと思います。

 

ビール~麦芽、ホップを原料として発酵させたもの。ただし、麦芽の重量の二分の一の量を                    超えなければ、副原料として、米、とうもろこし、馬鈴薯、でんぷん、糖類、が認められている。

〇発泡酒~麦芽、または麦を原料の一部とした酒類で発泡性のあるもの。麦芽比率は25%未満。
〇第3のビール~麦芽とは別の原料、製法でつくられた発泡アルコール飲料の俗称。                       ①大豆やとうもろこしなど、麦芽以外を原料としたもの。                      ②発泡酒にスピリッツや焼酎など、別のアルコールを加えたもの。                この2種類に分けられ、①はその他の雑種、②はリキュール類に分類される。
ざっとこんな感じです。
第3のビールは本物のビールの様な風味、喉越しが人気です。しかし、麦芽を使わずビールに似たものを作るって事は何らかの添加物を使っていると言う事です。第3のビールは確かに安く同じ料金で培呑めるのならとっても魅力です。しかし肝臓への負担を考えると、ちょっと???です。なぜなら純粋なお酒の方が体への負担が少ないからなんです。また、ファーストフードが癖になるのと同じで加工されたものは純粋な物より癖になりやすいので、低カロリーだからと言ってついつい呑み過ぎてしまうことも多いので気をつけたい所です。
ビールは他の酒類と比べ、ビタミンやミネラルが豊富で退社を良くする栄養素が多く含まれています。その昔は液体のパンなどと呼ばれ、強壮剤や病気の予防、治療薬として飲まれていました。
ただ、水分が90%あり、ビタミンやミネラルが多いため、人間の体液に近く体への浸透が早くてそのため利尿作用が他のお酒よりも高くなります。なので沢山呑みすぎると脱水やむくみ、また体が冷えてしまうことになります。
ですからビールのおつまみには体を温める食べ物が理想です。
暖かい国や地域の食べ物は体を冷やしやすいと言われます。なるべく寒い地域のものを食べましょう。ニンニク、生姜を使った料理、根菜やイモ類などがお勧めです。またカレーやスパイスを沢山使った辛い料理は一瞬体は火照り、熱くなりますが、その後だんだんと体を冷やしてしまうので食べ過ぎないようにしましょう。
                          
ソムリエ日記

「ビールは一杯目がうまい」と言いますがこれはホップの香りに心を落ち着かせる働きがあるためだそうです。ただ、2杯目からはこの効果はあまり期待できず、むしろ胃酸が胃を刺激して食欲が増し、脂っこい料理への欲求も高まってしまうので注意しましょう。

どうぞ皆さん!今夏のビアライフ、共にENJOYしましょう!!

ちょっと気になるワインのお話④

みなさんこんにちは。

前回までは無農薬や有機農法、オーガニックなどと言われているワインについてお話してきました。有機農法=美味しいワインと言う事ではないって事が少しはお分かり頂けた事と思います。

で、今回はちょっとワインから話を変えて有機農法で作った野菜についてです。

農薬を使わず、過度に有機肥料を与えて作った野菜は栄養過多になってしまい、人間で言うところのメタボ状態ですくすくと育ちます。つまり、水分を沢山含んだ味や香の薄い野菜に育ってしまいます。逆に風味があり、味の濃い野菜って言うのは豊かなミネラルを含んだ土地で自分の力で根を張り巡らせ、時間をかけて育ちます。人間の様に過保護に育った野菜はやはり人間と同じく不健康に育ちます。つまり美味しくない野菜が出来上がります。

今言ったことは少し極端かもしれません。ただ、私が思うのは「有機農法で作った野菜イコール美味しい野菜」では必ずしもそうではないって事なんです。人間も虫に刺されたら薬を塗るように野菜を守るための適度な農薬も必要ですし、また、それを使用していても美味しい野菜は沢山あると思います。

キッチン飛騨ソムリエ日記

 美味しい野菜と言うのは その土地の気候風土に適した栽培方法で健康的に育てられ、収穫される物だと思います。皆さんも有機野菜なる言葉に惑わされること無く、是非、自分の目と舌で野菜の風味を感じ取ってみてください。

「 有機栽培は安全だし美味しい」と信じ込んでいるは多いと思います。少し心配なところです。

ワインのお供は料理だけではない!

皆さんこんにちは。

今日はワインと音楽についてお話したいと思います。ワインに合わせるのは料理が主となりますが、実は音楽にもワインとのマリアージュなるものがあるのです

そして驚いたことに聴く音楽,ワインに聴かせる?音楽によってワインの味までもが変わってしまうことがあるというのです

数年前、英スコットランド、エディンバラのヘリオットワット大学の心理学者による研究結果で、音楽はワインの風味に影響を与え、それは銘柄によっても異なり、音楽が脳内のさまざまな部位に働き、その箇所が音楽のタイプによって微妙に異なることにより味の感じ方も違ってくると言う結論を出しています。

そのきっかけとなったのはチリのワイン醸造家、アウレリオ・モンテスという人が「穏やかな波長はワインの質を向上させる」との考えでワインを寝かせる際にグレゴリオ聖歌を聴かせている事だったようです。

また、研究では力強い曲を聴きながらカベルネソーヴィニヨンを飲んだ場合、音楽を全く聴かない場合と比べて「コク」が60%深まったように感じられるとの結果が出たようです。

ではここにブドウ品種別にいくつかおすすめの曲を挙げてみましたので、参考にしてみてください。

カベルネ~ローリングストーンズの「honky tonk woman].ポールマッカートニーの「007死ぬのは奴らだ」。

シャルドネ~ロビーウイリアムスの「rockDJ」.ティナタナーの「愛の魔力」。

シラーエンヤの「オリノコ フロウ」.プッチーニの「誰も寝てはならぬ」。

メルロー~ライオネルリッチーの「EASY].ホセゴンザレスの「HEART BEATS」etc

いかがですか?

自分の好きなワインと好きな音楽のマリアージュ、是非皆さんも試してみてくださいね!

キッチン飛騨ソムリエ日記

近い将来、ワインリストと共に曲名リストもメニューに載る日が来るかも!!!

ちょっと気になるワインのお話3

オーガニック(有機栽培)ワインって?

 これも最近よく耳にするワインですね。普通、オーガニックと言えば有機農業によって生産された野菜などの事を指します。化学肥料や農薬の使用を極力控え、安全で美味しいものづくりを目指す農業です。このような農法で栽培された葡萄を使って醸造されたワインがオーガニックワインまたはビオワインなどと呼ばれています。

ここまで聞くと、オーガニックワイン=無農薬ワインと思われがちですが、実はそうではないのです。つまり、オーガニック(有機農法)で育ったブドウで作られたワインはありますが、オーガニックワインなどと言うのは存在しないと言う事です。オーガニックとはあくまでブドウそのものに使われる用語です。

これらのブドウでワインを醸造する時、酸化防止剤の添加や人工酵母を使用する事もありますし、このような処理を施すことによって雑菌の繁殖を防いだり酸化防止になるわけです。つまり、オーガニックワインとうたってあっても必ずしも無農薬ではないのです

このような人為的、化学的な処理が決して有害ではありませんし、また有機農法だからといって必ず美味しいワインが出来るとも限りません。すべては造り手がどういうワインを造りたいのかにかかっているのです。

ワインは体に良いからと言って飲むものではないと思います。体に良いからと飲むのであれば漢方薬の方がよほど体に良いはずです。

ワインは愉しむものであると思います。お店に行けば美味しいワインたちが沢山あります。どうか皆さんの自分好みのワイン探しに参考にして頂ければと思います。