楽しくワインを味わうために知っておきたいワインマナーその1

 

美味しいワインをカッコよく注文したいのにワインメニューを見ても何がなんだか分からない。

でも、恥ずかしい思いはしたくないし、高いワインをオーダーできる勇気も金もない。

こんな不安を抱きながら食事をしてる人、結構いるみたいです。やっぱり身に付けましょう!ワインマナー!。今更人に聞けないワインマナー、結構あるみたいなんですよねぇーこれが。

 

絶対おさえておきたい2つのポイント。

それは「予算」と「好み」。この2点をはっきり伝えることが出来ればまず問題無いでしょう。逆の言い方をすれば、この2点を伝えないと とんでもないことになってしまっちゃったりします。 以前、東京在住のゴーポンの知り合いが、都内のレストランでクリスマスのディナーに一人1万5千円の料理を予約しました。  料理が 二人で3万円。飲み物をいれても総額5万円で足りるとふんでいたようです。「お飲み物は如何なさいますか。」と聞かれた時、彼はこう答えたそうです。「このコースに合うお勧めのワインでお願いします。」と。

最初にグラスシャンパンが出てきたようです。次に魚料理で白のグラスワイン。メインのお肉料理の時にハーフボトルにするかフルボトルにするか聞かれたので、酒に強い彼は酔った勢いもあって、フルボトルを頼んでしまいました。

彼の頭の中での計算はこうでした。(まぁ、グラスシャンパンがだいたい一人1000円として二人で2千円。白のグラスもまぁ1500円位だな。赤のフルボトルもまぁ、せいぜい15、000円ってとこだな)。

彼がその店を出る時、彼の心地良かったはずの酔いは完全に消え失せていました。そしてその後のお楽しみは無くなり、彼女を最寄の駅でさよならするまでの間、二人とも無言だったそうです。その後、しばらくして二人は別れました。

あの時、彼はいったい幾ら支払っていたのでしょうか。

                                                       つづく。

キッチン飛騨ソムリエ日記

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